映画「LUCY/ルーシー」の感想-脳の覚醒で超能力を得るアクション映画


作品情報

原題:Lucy

邦題:LUCY/ルーシー

2014年のフランス映画

あらすじ

10%しか機能していないと言われる人間の脳。しかしルーシーの脳のリミッターは外されてしまった――。

出典 Amazon

トレーラー

評価

(3/5)

以下、ネタバレを含みます。

感想

人間が覚醒するとどうなるか

体内に埋め込まれた麻薬が漏れ出して脳が覚醒していくというストーリーです。脳の覚醒が進む度に新たな能力を得ていきますが、果たして脳が覚醒するだけでそのような能力を会得することが可能なのかと疑問です。電波を視覚化し、人間を操り、最終的に時間を飛び越え宇宙の起源に達します。これでは脳の覚醒というよりも完全に超能力者なってしまっています。脳の覚醒という前提が破綻してしまっているように思いますが、アクション映画と考えれば面白く視聴することができるのではないしょうか。

彼女の最期

人間の姿から黒い物質に変異した後に、「I AM EVERYWHERE」という言葉を携帯電話に残して消えてしまいます。このセリフを見たときに「Serial experiments lain」を思い出しました。とても難解なアニメで完全に理解することはできていないと思いますが、このアニメの主人公の玲音も世界に遍在しているというストーリーでした。脳の覚醒で世界に遍在することはできないでしょうが、20年近く前のアニメと同じような設定になるのは面白いものだと思います。

まとめ

全体的に整合性の取れていないストーリーだと思いますが、アクション映画だと割り切って見れば面白いかもしれません。また、この映画をきっかけに「Serial experiments lain」を見てみるのも面白いかもしれませんね。